怒涛の試験週間

 全く怒涛ではないです。他学部の皆さんこんなに楽してすみません。もう今日で試験は大体終わりました。残すはレポートですが、こちらも順調です。さっきもとりあえずアウトラインだけでも書いとくかーと思って始めたら思いのほか筆がのってきてそのまま書き終えてしまった。
 今期のレポートは特にテーマを指定されない限り、メディアを主題に扱うことにした。そしておれのコースでは社会学的に考察しさえすればほとんどテーマは指定されない。やっぱり自分が興味あるのはこの方面なんだな。
 試験期間といえば参考文献を読むのが楽しすぎてレポートが手に付かないというのが常でしたが、今期はテーマを絞ったおかげで読む本も使い回しがきくのでよいですね。いろいろ読んだけどやっぱり古典は長く読みつがれるだけの理由があるんだなとおもた。ベンヤミンの『複製技術時代の芸術作品』、フーコーの『監獄の誕生』、フロムの『自由からの逃走』なんぞは読みやすいのでおすすめです。逆に東浩紀某が書いた『ゲーム的リアリズムの誕生』なんかは引用とラノベのあらすじばっかり書いてるだけでダメだね。石田衣良の『シューカツ!』も向こうのマーケティング戦略にまんまと乗っかって買ってしまったけれど、読んでから非常に後悔した。あんなのが就職活動というぐらいならおれは就職なんかせずに海外の大学院をぶらついた挙句、30前後で何編か詩を発表して非常にセンセーショナルな話題をさらい、突如としてサハラ砂漠を放浪しに行った途中で遭難して死ぬ、という方がよっぽどマシだ。